はじめに
ドラクエⅣ、プレイしたことはありますか?
この記事ではドラクエⅣの魅力をネタバレなしで紹介します。
またドラクエⅣを遊ぶために必要な環境や、プレイにかかる時間などについても紹介します。
この記事はこんな人に向けて書いています。

僕が初めて触れたドラクエはドラクエⅣでした。
なのでこの作品は僕の中でかなり思い入れのある作品です。
ドラクエシリーズとは
ドラクエシリーズはスクエアエニックスが手掛けるJRPGで、1986年5月27日に第1作目となる「ドラゴンクエスト」が発売。
その後2025年2月11日現在までに合計11個のナンバリングタイトルが発売されています。
リメイクや移植版もたくさん出ていて、多くのドラクエ作品は今も簡単に遊ぶことができます。
また「ドラクエウォーク」や「ドラクエヒーローズ」、「ドラクエモンスターズ」など外伝作品もたくさん発売されています。
ドラクエシリーズのストーリーは、
「勇者が魔王を倒す旅に出る」
というもので、これはRPGの王道になりました。
つまりドラクエはRPGの金字塔であり、今も多くの人に親しまれています。
ドラクエⅣの歴史
ドラクエⅣは1990年2月11日にファミリーコンピューター向けソフトとして発売。
実はこの記事を書いている2025年2月11日はちょうどドラクエⅣ発売35周年なんです!

この記事を書こうと思ってから発売日を調べたので実は偶然なんです…
すごい運命を感じます。
また、
- 最後のファミコン向けソフト
- 前作までは1年に1作のペースで発売していたのに対し、ドラクエⅣは2年かかっている
など、これまでのドラクエよりもかなり気合が入っているのが分かります。
その後は
発売日 | 機種 |
---|---|
2001年11月22日 | プレイステーション版 |
2007年11月22日 | ニンテンドーDS版 |
2014年4月17日 | スマホ版 |
と移植・リメイクがされてきました。
今プレイするならスマホ版がおすすめです。
理由は後ほど。
ドラクエⅣの特徴・前作からの変更点
ドラクエⅣには以下のような特徴があります。
- 天空シリーズ1作目
- オムニバス形式
- 仲間キャラクターが存在
- AI戦闘
- カジノ
- 馬車
一つずづ見ていきましょう。
天空シリーズ1作目
前提としてドラクエシリーズにはナンバリングごとのつながりはなく、どのナンバリングから始めても全く問題ありません。
しかし実は世界観については一部まとまりが存在し、具体的には
ロトシリーズ | 天空シリーズ |
---|---|
・初代ドラクエ ・ドラクエⅡ ・ドラクエⅢ ・ドラクエⅪ | ・ドラクエⅣ ・ドラクエⅤ ・ドラクエⅥ |
がシリーズとしてまとまっています。
シリーズ物の作品は、
- 時系列が存在する
- 同一の装備が存在する
- 同じBGMが使われる
などがありますが、そこまで作品には深く影響しません。
時系列についてはドラクエ好きのファンの間で様々な説が提唱されており、なかなか面白いので、興味があれば見てみるとドラクエシリーズがさらに好きになるかもしれません。
今作は新シリーズに当たる「天空シリーズ」の1作目です。
時系列は6→4→5とする説が一般的ですが、本作から始めても十分楽しめるでしょう。
オムニバス形式
オムニバス形式とは、異なる主人公が存在する短編の物語をいくつかまとめ、全体として一つの作品とする形式のことです。
本作では5章(リメイク版では6章)に分かれていて、それぞれ主人公が異なります。
個人的にすごく好きな構成なので後で語ります。
仲間キャラクターが存在
ここでいう仲間キャラクターとは自分で作った個性のないキャラクターではなく、しっかりと個性を持った、名前の付けられた仲間のことです。
初代ドラゴンクエストでは主人公1人
ドラクエⅡでは仲間キャラクターが主人公を含め3人
ドラクエⅢでは仲間キャラクターは存在せず、自分で作る
といった感じだったんですが…
なんと
ドラクエⅣでは仲間キャラクターが主人公を含めて8人
大量に増えました。
しかもドラクエⅢでは個性がなかったのに対して、ドラクエⅣでは一人一人がとっても個性的。
ドラクエ全体でみても人気のあるキャラクターも多く、特にトルネコというキャラクターはその人気故、「トルネコの大冒険」という外伝作品までできてしまいました。

ちなみに僕の推しはクリフトです。
AI戦闘
実は後のドラクエシリーズでおなじみとなったAI戦闘は今作からのものなんです。
「ガンガンいこうぜ」や「いのちだいじに」で有名なやつです。
※ファミコン版ドラクエⅣは「めいれいさせろ」という選択肢がなく、主人公以外は動かせないそうです。
このAI、なんと学習するんだそうです。(今でいうAIと仕組みは違う)
何度もモンスターと戦ううちに選択する行動が最適化されるんだとか。

僕は自分で行動を選択させるのが好きなのでこんな仕様なのは知りませんでした。
クリフトがボス戦でザキ・ザラキを連発する
なんてネタ聞いたことはありませんか?
カジノ
ドラクエのカジノはなかなかクオリティーが高いと評判ですが、最初に導入されたのはドラクエⅣなんです。
ファミコン版にはコイン売り場で838861枚買おうとすると必要なゴールドが4ゴールドになるバグが存在するらしいです…
馬車
ドラクエⅣでは仲間キャラクターが8人に増加したことにより、いわゆる補欠メンバーが生まれてしまうようになりました。
そこで今作から馬車が追加されたんですね。
他にもいろいろな要素が追加されていますが、大きく変更・追加されているのはこのあたりでしょう。
今遊ぶならスマホ版がおすすめ!
今遊ぶならスマホ版が断然おすすめです。
- 手軽に遊べる
- スマホ以外のゲーム機だと対応しているものがあまりなく、DSかPS3になってしまうので費用がかかる
- 一番新しいリメイク版で、いろいろと便利になっている
- 追加要素(第6章)が遊べる
デメリットとして操作性の悪さを指摘する人もいますが、慣れればそこまで問題ではないと思います。

自分はiPadでプレイしたので、スマホでの操作性はわかりません。
iPadは画面も大きく、操作性もいいのでおすすめです。
ドラクエⅣのあらすじ
物語は5つの章に分かれており、それぞれ異なる主人公の視点で進行します。戦士や姉妹の魔法使い、正義感の強い商人など、個性豊かなキャラクターたちが、自らの運命に導かれるように旅を続けます。各章で描かれる彼らの冒険は、やがて一つの大きな物語へとつながり、世界の命運をかけた戦いへと発展していきます。
プレイヤーは様々な地方を旅しながら仲間たちと絆を深め、強大な敵に立ち向かっていきます。果たして、彼らが目指す運命の先には何が待ち受けているのか――?
大まかなあらすじは王道そのものです。
ドラクエⅣの魅力
ドラクエⅣの魅力を語ります。
オムニバス形式
このオムニバス形式がすっごい良いんですよ。
第1章から第4章では味方キャラクターそれぞれが主人公キャラクターとなって冒険をするんですが、本当にそれぞれのキャラクターの個性が引き出される。
最近のドラクエもそれぞれのキャラクターの背景はすごくよく作りこまれていて引き込まれていくんですが、実際に操作して体感することのできるドラクエⅣがやっぱり一番引き込まれます。
またどの章も同じマップの異なる地点での物語なので第5章で世界中を回る時には、第1章から第4章の時に出てきた町が出てきます。
めっちゃエモくないですか?
とにかく僕はこのオムニバス形式をすごい推してます。
キャラクター
ドラクエⅣのキャラクターは全員が魅力的です。
それは前述したオムニバス形式による効果もあると思いますが、そもそものキャラクターの性格がみんないい意味で特徴的なんです。
実は敵キャラクターにも設定があって感情移入できてしまうんです。
ぜひプレイして自分の推しキャラクターを見つけてみてください。
かわいそうな主人公
ドラクエⅣの主人公(ソロ)はシリーズ全体を通してみても1番悲しくて、救いようのない人生を歩みます。
その分プレイヤーは感情移入できるし、物語に深みが出ています。
書いていて思ったんですが、キャラクターが魅力的という話しかしていないですね。
でもそれだけキャラクターが作りこまれているんです。
個人的にはドラクエⅪに引けを取らないくらい魅力的なんじゃないかなと思っています。
さいごに
「ドラクエで一番面白い作品は何か」
という問いに対してはドラクエⅢとドラクエⅤ、そしてドラクエⅪが良く上げられますが、ⅢとⅤに挟まれたドラクエⅣはやったことがない人も多いんではないでしょうか。
ドラクエⅣの魅力を一言で表すと
キャラクター
です。
ぜひプレイしてみてください。